『超人X』第4巻の見どころと感想|超人Xの意味が明らかに

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今回は、石田スイ先生の『超人X』の第4巻について紹介します。

『超人X』は、石田スイ先生が手がける新シリーズ。第4巻では第22話から第27話までが収録されています。前巻から続く緊迫した展開がどのように進むのか、非常に楽しみですね。また物語の核心となるエピソードも含まれています。

この記事では、『超人X』第4巻の見どころと個人的な感想をお届けします。

 『超人X』第4巻の簡単なあらすじ

第4巻の前半では、暴走するアヅマと親友のトキオの対決がメインになっています。トキオとアヅマの間には深い絆があったものの、アヅマは自身の力を暴走させてしまい、トキオに対しても矛先を向ける事態に。壮絶なバトルが繰り広げられる中で、アヅマの内面に潜む葛藤やトキオとの関係が深く掘り下げられていきます。

また、この巻では70年前の「超人大戦」についての概要や、タイトルである「超人Xの意味」についても触れられています。今後読み進むにあたって、絶対に見逃せない巻になっています。

後半では、学校に戻ってから仲直りするトキオ、アヅマ、エリイの三人の様子が描かれています。また、エリイの出生の秘密も一部明らかになり、エリイの能力との関係性が示唆されています。トキオとアヅマは、キーパーを目指すことを決意し、教官の佐藤たちと共に合宿で鍛え直しを行います。ただ、合宿先でまた新たな超人と出会い、またまた先が気になる第4巻の終わりとなりました。

『超人X』第4巻の見どころと感想|激闘と成長

第4巻の最大の見どころは、暴走するアヅマとトキオの壮絶なバトルです。二人の力のぶつかり合いは圧巻で、アヅマの暴走が鮮やかに描かれています。アヅマの「布」の能力はユニークですが、能力の真相はまだ明らかにされておらず、本当の力が何なのか興味深いところです。

また、70年前の「超人大戦」や「超人X」の意味が説明され、物語の背景や設定が徐々に明らかになっていきました。どうやら、超人Xとは、一つの時代に一人現れる超絶な力を持つ超人のことのようです。果たしてトキオがその超人Xなのか、それともアヅマなのか。物語の最大のポイントとなりそうです。今まで謎ばかりが多くて理解が難しかったのですが、これで物語の全体像が少しずつ分かるようになってきました。

また、石田スイ先生のシュールなギャグも健在で、物語の重さを和らげています。話が全体的に暗く、絵も黒っぽいので、重くならないようにギャグをいれているのかもしれませんね。いいスパイスになっていて私は好きです。

まとめ

『超人X』第4巻は、トキオとアヅマの試練が中心となっていましたが、超人大戦の概要や、超人Xの意味などについても言及されていて、物語のキーポイントとなる一冊でした。友情や葛藤、そしてシュールなギャグが絶妙に組み合わさり、これからの展開がますます楽しみになる巻でした。

次回のレビューもお楽しみに!

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