『超人X』第6巻の見どころと感想|脱出劇とトキオの新たな挑戦

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この記事では『超人X』第6巻の見どころと個人的な感想についてご紹介します。

石田スイ先生が描く『超人X』。その独特の世界観と個性的なキャラクターたちで、読者を魅了し続けています。今回ご紹介するのは、シリーズの中でも特に盛り上がりを見せる第6巻です。弔いの塔での壮絶な戦いを経て、トキオをはじめとするキャラクターたちが新たな章へ踏み出す、まさに転換期となる一冊となっています。

第6巻では、第34話から第36話までが収められています。

『超人X』第6巻のあらすじ

第6巻の冒頭では、弔いの塔での激しい戦闘が描かれています。聖母ゾラ、実はヤマトモリの創設者である白羽ソラが登場し、ヤマトの未来に対する警告をトキオ、エリイ、アヅマに告げます。ゾラはヤマトの未来を「黒き災い」と呼び、その滅びを予言します。そして、トキオに対して、自分の力を継承し、ヤマトを救うように迫ります。

トキオはこの申し出を断り、仲間たちと共に弔いの塔からの脱出を試みます。サンダークらの助けを借りて、7時間にわたる死闘の末、ヤマトモリは3人の救出に成功します。

脱出後、トキオは学校を辞める決意をし、治安の最も悪い地域「イワト」で武者修行を始めることにします。エリイとアヅマもそれぞれの道を歩むことになります。

第6巻の最後では、武者修行から帰還したトキオが、エリイと敵の超人アイスとの戦いの前に姿を現します。次巻への期待が一層高まる、気になる展開で締めくくられています。

『超人X』第6巻の見どころ|弔いの塔の戦闘とトキオの新たな旅路

第6巻の前半では、弔いの塔での戦闘が最大の見どころです。夜空を背景にした戦いが非常にクールでした。

お面の男・鵺の顔がカオスで不気味でしたね。

また、トキオが学校を辞め、治安の悪い「イワト」で武者修行をする決意をしたのも物語の大きな転換点となりました。ゾラの言葉、そして自身の使命について考え抜いた末、トキオはより強くなるためにこの道を選んだのだと思いました。何となく、トキオが学校を辞めたいと決めた姿に、作者の面影を感じました。

しばらくした後の成長したトキオの後ろ姿がカッコよかったですね。

トキオが「イワト」で武者修行を始める一方で、エリイとアヅマもこれまでの学校生活と「キーパー」としての日常を歩みます。それぞれのキャラクターがそれぞれの道を歩む姿がとても良いですね。それぞれのキャラクターの物語や意志を感じさせます。

全体として、第6巻は、キャラクターたちがそれぞれの道を歩み始める、重要な巻となったと思います。

まとめ

『超人X』第6巻では、弔いの塔での脱出劇トキオの新たな挑戦が中心に描かれています。キャラクターたちの成長や新たな試練が印象的で、物語はますます深みを増しています。ゾラの予言やトキオの武者修行など、次巻以降の展開に対する期待が一層高まる一冊です。まだ読んでいない方は、ぜひ手に取ってみてください。

それでは、次回のレビューもお楽しみに!